2005年2~6月
花粉症に計画換気は良くない?
花粉症に計画換気は良くない?
当社がテレビで放映されてから、全国のいたるところからお問い合わせをいただいている。
放送されたのは、せいぜい1、2分で会社の電話番号などは放送されていない。
どこで調べるのか電話やインターネットで信じられないほど問い合わせがある。
当たり前のことだが、テレビの影響はすごい。
しかしお問い合わせに答えていく中で、「うーん」と感じたことがある。
実際に苦しみ、少しでも楽になりたいという切実な思いの割には住まいと花粉症の関係に無頓着な人が多いのではないだろうか。
花粉の多いときはできるだけ外出を避け、外出時は薬やマスクを着用するとかさまざまな工夫はされている。
しかし、考えて見ると自宅にいても花粉は容赦なくついて回る。
とくに最近は、住まいに計画換気が義務となったため家の中は二時間に一回空気が入れ替えられる仕組みになっている。
これって花粉症の人には良くない仕組みなのでは。
一般に使用されている3種換気という仕組みは自然吸気・機械排気で外部の新鮮な空気を取り込み、家の中で発生した有害な物質の除去などには効果的なのだが、自然吸気口にフィルターがついていても全ての花粉を除去することは出来ない。ある一定まで細かく分解された花粉粒子は空気と一緒に花粉まで家の中に取り込んでしまうことになる。
「外出したときは、玄関で花粉をはらう」などしても24時間花粉を強制的に家に持ち込む仕組みがある以上、何の役にも立たない。
むしろ重度の花粉症に悩む人には害になることに気がついていない。
どうすればいいかというと、
重度の花粉症に対応できる換気システムは、機械吸気・機械排気の第一種換気装置で、なおかつ、高性能フィルターを設置して花粉を除去し、それこそ新鮮な空気を家の中に満たす仕組みになっていなければならないことになる。
これは建築業者も、知らないのであなたが知識として持っている必要があります。
結論としては、花粉症で悩んでいる家族が一人でも居るのなら新築するときには少なくともフィルター無しの3種換気はやめたほうがよいと思う。
重度の症状を持っている方がいれば、高性能フィルターつきの第1種換気をお薦めする。
せめて家に居るときは花粉に悩まされないためにも。

第3種換気概念図 外気は自然吸気口よりそのまま取り入れられる

第1種換気概念図 外気は一括してフィルターを介して各部屋へ供給される
「住まいのスタイル」あなたはどっち!? ①
「いつでもきらく賃貸住宅」それとも「やっぱり持ち家」あなたはどっち
健康とは心も体もお金もバランスよく。
「なんたって自分のマイホームがいちばんだよ。現在は、貸家に居るけど、いつかは・・・・・」という人が7割いるという。 「男の甲斐性」いやいや「家は女の城」いろいろいわれるけどどっちも正解。
でもチョット待って。
ここは大げさではなくあなたたち家族の人生における一番大切な分岐点かも。
お金やリスクを考えなければそれは持ち家のほうがいいに決まっている。
貸家に比べればなんと言っても広いし、戸建は土地も付いていてガーデニングだって楽しめるし家族でバーベキューだってできちゃうわけで、アパートにいてはこんなことできっこない。
少々、通勤が不便になっても男って者は愛する家族のためになら、苦にはならないのだ。これは、縄文時代から変わらない男の性・そうDNAかもしれない。
漢字はその姿を形にしたもので「家庭」 家と庭がついて始めて家庭。
ということはマンションやアパートは・・・・時代が変われば変わるのかも。
持ち家の良さは、数え切れないほどありそうだね。
では、貸家に住み続けるメリットというとなんだろう。
莫大な住宅ローンに30年もの間 拘束されない。
いつでも、気楽に住まいを変えることができる。
駅前の便利なところにも住めるかな。などなど考えていた人たちもさすがに子供ができると真剣に自分の城を求めていく。
ここで大事なことは、計画性だね。
あなたは、「競馬・競輪・花札」など好きですか。
それとももっと大きく、先物取引・株式投資などをしますか。
たまに勝つこともあるが、素人の悲しさかほとんどの場合負けが大きいはず。
欧米人と違って、ほとんどの我が日本民族は投資や投機は嫌いな種族。
なんたって、彼らは狩猟民族、弱いやつを食い、略奪は生きるために当然というDNAである。だから住まいだって会社だって少しでも条件がよければ変わることは平気。
勝ち負けの世界の延長戦で投資をするわけで、住宅も投資の対象になっているわけ。だから絶対負けないために、手入れも怠らないし売却するときは持ち主がセールス顔負けに増築したことや設備を取り替えたことなど売り込むという。
というわけで、彼らにとって住宅とは楽しむとともに投資の対象になっているわけ。
だとしたら、支払うだけで自分のものにならない賃貸に住むことなんか考えられないでしょう。一部の人を除けばローンを組めない人たちが、一般的に賃貸に住みみ続けることになります。
「住まいのスタイル」あなたはどっち!②につづく・・・
「住まいのスタイル」あなたはどっち!? ②
「いつでもきらく賃貸住宅」それとも「やっぱり持ち家」あなたはどっち
健康とは心も体もお金もバランスよく。
日本人は、農耕民族。
自然を愛し、恐れ敬いお米などの農作物を村の共同体で作ってきた。
移動する、引越しをする、自宅売却、できれば避けたいと思う人が大半だ。
「一所懸命」 土地に執着が強いんだよね。
ひとつのところに命を懸ける。
そんな生活にとって一番大切なことは「和」だった。
近所の人とのお付き合いは、主婦にとって変えがたい大切なもの。
新しいところで、また友達を作るのは結構気苦労だから。
「協調性とか和とか古いよ。今の時代には合わない」なんていわれちゃってるけど、そう簡単に二千年近くの習慣や価値観が変わりっこない。
人のものを略奪するのは「泥棒」でしょう。
この彼らとの違いは、どうしようもない。
だから、家も彼らのように資産にはならないのかも。
3世代にもわたって住み続けることのできた、昔の豪農や商家は次の世代には家の負担はないわけで、収入が減っても優雅な生活ができたのかもしれない。
でも、3世代、100年ももたず、たった10年もしないで価値のない中古住宅になってしまうとしたらそのときの残債と価値の差はマイナスになっている。
家を売っても借金だけが後々までついて回ることになる。
「なんだ、ならやっぱり賃貸がいいのか。」
ちがう・ちがう、最初に言ったようにしっかりと計画を立てた上で住宅はもってほしいと言いたいわけ。
月々8万円のアパートに住むとして、20年間で2000万円の支払いになる。2000万を払ったにも関わらず自分の物に何一つなるわけではないでしょう。
一方、住宅ローンとして月々家賃並みの返済で返す場合、金利を2.5%とすると20年間で元金1500万円借り、金利400万円支払うと総額1920万円。たとえ購入した不動産の価値が半分になったとしても元金の半分750万円は住みながら貯金したのと同じではないだろうか。
あなたが、自宅売却など考えない人だとすると価値が半減したかどうかは関係ないわけで、自宅を持つことでお金に返られない家族の絆や安心を手に入れることになる。
大切なのは資産になる家・負債になる家を、見極める目を持つことですね。
今 住宅は・・・
1カ月ぶり ご無沙汰の更新となりました。
いつの間にか季節は春、桜もほころび、新入学の季節となりました。
ここでもう一度 本物の健康住宅について書いてみたいと思います。
最近の住宅選びにおいては、
「そんなの当然でしょ」と考えられている建物に対する最低の基準があります。
地震に強い家、長持ちする家、健康な住い、快適な住いなど、どこでも宣伝文句にしています。
どこでも言うということは、そんなのは当たり前だと言うことです。
みんな同じならば、○○電器と△△電器の宣伝ではないが
「"他店より一円でも高ければいってください" 必ず、お安くします」が一番有効な宣伝になります。
同じメーカーの同じ品なら、価格とサービスが決め手になる。
価格とサービスとを比べれば、サービスは購入して問題があって初めて実感できるものでしょうから結果としては「価格がすべて」の購入判断材料となるでしょう。
・・・違いますか?
家電製品と比べて住宅は、正直難しい。
なんだかんだといってはみても、家を建てようと考えているあなたの住宅に対する現段階の価値基準や知識・努力の範囲内で建つ家は決まってしまうからです。
そしてその後の家族の生活まで決めてしまうことになります。
それでは再度、健康住宅の条件を確認します。
心・体・お金と三つの条件を満たすこと。
そのために「避けたい、または出来ればやめたい」ことから一緒に考えて見ましょう。あなたが住んでいる今の家がマンションなどの場合、ピンと来る方とこない方がいるでしょうがここは一戸建てを検討しているという前提の下にこれからお話させてもらいます。
次回は選択①
基礎は健康に害のあるシロアリ処理をしない。
オール電化対応の健康的な蓄熱床暖房を
超ローコストで実現する。 につづく・・・
本当の健康住宅を作るために 選択①
基礎は健康に害のあるシロアリ処理をしない。
オール電化対応の健康的な蓄熱床暖房を超ローコストで実現する。
住宅を簡単に理解していただくために一番下の基礎から考えて見ましょう。
基礎は、建物の構造にとって何よりも大切であることはいうまでもありません。
その最低条件は、上に乗る住宅を下からしっかりと支え地震などの災害に長期間耐えることです。
今は住宅の外周部を囲む布基礎が標準になっています。
土台などが腐りシロアリの餌食にならないように、床下の湿度を下げるため通風を確保し、乾燥させること大切です。
最近は、床下からの湿気を防止するため防湿コンクリートをして換気口ではなく土台と基礎の間にパッキンをはさむ方法が多くなったようです。そして、シロアリの被害から建物を守るためシロアリ消毒を5年に1回繰り返す。
これが一般的な工事と考えてよいでしょう。
シロアリの被害は、放っておくと とんでもないとこまで及びます。
下の写真は、築30年の木造住宅の解体で判明したシロアリ被害の状態です。
1階の土台はもちろん、柱や2階の梁、そして屋根の垂木まで食われていたのです。こんなになった理由はシロアリ処理を定期的にキッチリしていなかったことに原因がありました。
もし、こんな状態で地震がおきたらこの住宅はひとたまりもなく崩れてしまい、住んでいた家族の生命と財産が損なわれる結果になってしまうことはほぼ間違いありません。
ここで、住宅の基礎部分について最近は二つの考えがあることをご紹介しましょう。
それは、「基礎から下を家の外」と考える従来のあり方に加えて「基礎から下も家の中」と考える新しい工法です。
一時期、外断熱がブームとなった時期がありましたが、これも木造であれば「隠れている木造構造部分の柱や梁も家の中」と考える断熱工法であり
その延長線上に基礎断熱といわれる方法があるわけです。
ところで、健康住宅である以上絶対避けたいこと
「シロアリ処理剤を住んでいる間は最低5年に1度まく」こんなに健康にストレートに影響する劇薬を住みながら床下に撒いていくとしたら・・・
・・・とても健康住宅などといえません。
家の外は、プラスの圧力、家の中はマイナスの圧力、気化した薬剤は間違いなく家中に広がることになります。
ハイハイをしている赤ちゃんや幼児、布団に寝ているお年寄りが最初に被害に遭うだけではありません。
家の中で過す生活の多い奥さんが、劇薬の影響を一番受けやすいのです。そればかりか近隣への住宅被害の報告も多くあり、我が家の問題ではすまなくなっている。
シックハウスというとホルムアルデヒドに象徴される化学物質が問題となっているけど本当は何よりも先に「シロアリ処理剤をなくす」ことが必要なのです。
数年前までは10年はシロアリに有効といわれる劇薬を使っていたけど、あまりにも強力なため住人はもちろん施工する業者もシロアリ処理剤による薬物被害が問題となり薬を少し弱いものに変えました。
結果として、5年に一度、シロアリ消毒の劇薬を撒き続けることになります。
一回平均10万円と考えると馬鹿にならない金額で、お金を使って健康に悪いことをするのは、誰が考えてもおかしいと思うのではないでしょうか。
木造住宅では、土台や根太などの床下に使われる木材をヒノキやヒバにすることでシロアリ消毒をなくす方法があります。
私は、床下空間にシロアリの餌となる木材があるから、消毒が必要なわけだから床下空間に木材を使わなければいいと考えました。
基礎断熱をして、断熱材はシロアリ対策がされていれば良いわけです。
そんな、シロアリに食われない外断熱材はあるのだろうか・・・・
一般的な板状の発泡ウレタンなどは、シロアリ対策はされていないのでまったく使うことは出来ない。
無機ガラス発泡体の断熱材が耐火性やシロアリに強く断熱性能に優れていることを知りました。
でも、価格や施工性は・・・
・・・施工性はまったく問題ないが価格は高い。
ローコストを最優先にすることが明確ならば、材料と手間を少しでも安くなる方法を選ぶのだろうが、私は本物の健康住宅を造ることが使命だと考えている。今、これ以上のものがないのなら価格に目を瞑っても採用するしかない。
わかりやすい事例ですが、住宅とはこういうコストの積み重ねで成り立っている。単純に坪単価いくらで比較できないのです。
では基礎工事をどのようにするか。
大学との共同研究・長時間にわたる実証データーをもとにした特許工法があった。その特許工法を採用するためには、最初に特許使用契約百万以上と、それに加えて一軒ごとの特許使用料が必要となります。
これも住宅コストに影響する問題はあるが、
健康についてはもちろん、大切な基礎として価格以上のメリットがあれば
採用すればよい。シンプルに考えることにした。
次回は 「蓄熱床工法とそのメリット」 につづく・・・
蓄熱床工法とそのメリット
本物の健康住宅をつくるための蓄熱床工法(SRC基礎)
シロアリ処理薬剤が一切必要なくなる。
シロアリや腐朽菌は生息条件である、酸素・温度・水分・栄養分のすべてが満たされないと活動できません。構造的に完全密封構造になるため、この条件を断ち切ってしまう施工になります。
湿気を寄せ付けない基礎。
押入れや家具の裏側に湿気がたまりにくくなりカビの発生もありません。
アトピーや喘息の原因になるダニやホコリと付き合わなくてすむわけです。
その仕組みは完全密封構造によって外部からの湿気を完全に遮断し、地中から立ち上がる湿気も砂利と砂利の隙間にある空気が移動しないため地中の水分の上昇作用も起こらない上、砂利層で蓄熱された熱が床全体に直接伝わり一定の温度を保つためです。
半永久的に水平・垂直、そして強度が損なわれず床なりなどが生じない。
ピアノや重い書棚もどこでも自由に置けます。
耐久性と心配な品質精度は・・・
まずコンクリートの水平精度施工が特殊冶具を採用することで実現できる。
一般的なベタ基礎は,建物の荷重や地震、車などの外からの振動を直接地中深くまで伝えてしまうため、地盤を刺激し沈下を増長させ不動沈下がおきやすくなる。
SRC基礎は、砕石や砂利層により地盤を直接刺激しないため不動沈下がおきにくくなるメリットも持っている。
天然の冷暖房効果が得られます。
砂利層は外気温の影響を受けにくく、年間を通じて温度変化も少なく安定しているため砂利層に蓄熱された温度は真冬の15℃から、真夏の25℃のサイクルを保ちながら、床上に天然の冷暖房効果が得られる。
地震や車、列車による揺れを減少させる効果もある。
基礎に使われているH型鋼材の内部土台は下地コンクリートと一体化されているため、従来以上の強度を保ち、安定したひずみのない土台が出来る。
計算上、基礎内の体積はベタ基礎の約3倍もあり、計算重量は約2倍になるため、地震や台風に強くなり、砂利層を持つ床下構造が振動を吸収分散してしまうのです。
これだけほかの基礎では得られないメリットがあり価格を考えなければ、間違いなくすばらしい基礎だといえる。
価格の問題を吸収するためにも、この基礎構造だからこそ出来る付加価値を創造すればよいのではないか。
オール電化対応の健康に良い1階全館床暖房がとてもローコストで出来る。
床暖房が快適で健康に良いことは間違いない蓄熱構造のコンクリート内に温水式床暖房の配管をすれば、低コストで効率的な床暖房が1階全体、トイレや玄関まで簡単に出来てしまう。これならば、電気式やガス配管の床暖房費用にくらべ絶対的な価格メリットが発生し、基礎のコストアップを消し去ってしまうに十分だ。
それに、蓄熱量の大きいコンクリートは小型のボイラーと併用することで、深夜電力を使うオール電化にも対応できるので、ランニングコストも大幅に安くなります。
小型ボイラーは、台所に使用する湯沸し機程度のものだから設置場所も選ばずボイラー燃焼音による近隣とのクレームもありません。
一般のガスや灯油ボイラーと比べ耐久性に優れ近隣からボイラー燃焼音のクレームなどの心配も一切ないのです。
基礎を価格でしか見ない場合、
熟練した基礎業者も必要になるこのような工法は採用することは絶対にありません。
しかし「長寿命とあわせて健康に良い住いとは」という質問を自分にすることによって採用すべき工法という結論に至ったのです。
次回は選択②
省エネで快適な住いに欠かせない
高断熱・高気密。 につづく・・・
選択② 省エネで快適な住いに欠かせない
本物の健康住宅をつくるための選択② 高気密・高断熱
花粉などをシャットアウト、外部の騒音を防ぎ、結露や室内温度差の少ない快適空間は光熱費も安く家計にやさしい。
しかも、毎日のお掃除もビックリするほどラク。
断熱材と外部建具でしっかりとした家を造る。
そういえば一時期ほど「内断熱、外貼り断熱」の話題は少なくなった」と思いませんか?話題が少なくなったのは、どこの建設会社でも十分な断熱工事や気密工事をしているからだろうと考えるのは間違いです。
少しでも断熱工事に関心を持っている人は「外貼り断熱それとも内断熱」どちらが優れているのか知りたいことでしょう。
結論は、長年この二つの断熱工法を、さまざまなお宅での施工してきた立場から見ても正直どちらが一方的に優れている訳ではない。
プロでさえこんな状態だから、これから家を建てようとする人にとって、さまざまな会社から説明される断熱工事の内容の比較判断など理解することは難しいのではないだろうか。
そもそも最高の断熱材は空気。
この空気を多く閉じ込めておくために断熱材を使うわけで、費用や効果、経年変化など断熱材の種類と施工方法にはさまざまに長所と欠点があります。
内断熱の場合は、昔から使用されているグラスウールやロックウールに加えて羊毛の断熱材がある。これらも、厚みや密度にさまざまな種類があって価格もまちまちなら性能も当然異なっている。
この断熱材は構造材の間に挟みこみ施工するわけですが、この仕事は結構難しく隙間が出来てしまったり下のほうにずり落ちてしまったりする。
それに雨漏れや内部結露で、これらの断熱材が濡れてしまえば断熱性能を損なうばかりか大切な構造材を腐らせる原因にもなってしまいます。
基礎の部分で説明したことですが、価格が一番安いのがグラスウールやロックウールで一般的に住宅に使用される断熱材です。
これらの断熱材は気密工事が必要になりますが、バリアシートや断熱工事をするのは、建築現場では大工の仕事になっている場合が多く正しい施工など望むべくもないのです。
私も、八年前までは大工に施工させていて
断熱や気密がなぜ必要なのか、建物の構造や健康にどんな影響があるのかなどの知識がなかったわけです。
それでも、性能だけはわかりますので高性能なグラスウールをビニールシートなどのカバーに包まれていないむき出しのまま施工していました。
そんな施工現場では明るい太陽の日差しに当って空中でグラスウールの繊維がきらきら光っていました。グラスウールの細かい繊維は、皮膚などに刺さるとたまらなく痛いし痒いだけでなく目や、鼻、口にも入り込み施工現場に携わる職人たちにとってたまらない苦痛を与えることになりました。
グラスウールの後は、上から気密シートをラッピングするので、当然ながら気密は取れないわけです。
この状態を解決するために、早速断熱気密の先進地、北海道旭川の専門業者に施工を依頼することにしました。
大工手間の中で工事をしていたころに比べれば当然コストはかかってしまう。
高性能な断熱材価格は、家一軒で30万円台。
これが、専門業者に頼めば3倍以上の金額になってしまう。
しかし価格と効果を判断して、断熱専門業者による施工に全面的に切り替えたのです。
彼らの仕事振りは先にバリアシートを貼り後からブローイングで高性能断熱材を吹き込んでいく。仕事はさすがにこの道のプロと納得がいった。
しばらくすると断熱材の施工問題とあわせて健康への影響が取り上げられるようになりグラスウールに変わる断熱工法を模索することになりました。
セルロースファイバーも試してみましたが、どうも「ピーン」とこない。
理由はグラスウール同様、気密工事が別途必要になってしまうのと、断熱材の重量も重いため壁の上部に隙間が出来てしまったことがあったためです。
次回は 「すばらしい断熱工法に出会った。」 につづく・・・
すばらしい断熱工法に出会った
本物の健康住宅をつくるための選択② 高気密・高断熱
断熱と気密が一度の工事で、完全に出来て、しかも将来にわたって性能が劣化することなく内部結露など起こさず健康に良い断熱方法を求めることが、要求されていました。
ちょうどそんな時期に、出会ったのがアイシネン気密断熱システムでした。
アレルギー症の人に対する安全性も保証されていて、ホルムアルデヒドはもちろん、ほこり、ガラス繊維、悪臭、健康障害を引き起こす可能性のある化学物質は排出しません。
繊維系断熱材を使用した場合に比べ冷暖房費を30~40%も節約できます。
もちろん、費用はかかりますが健康に良く省エネにも優れる断熱工法だからこそ採用することにしました。
現場でスプレーし、スプレー後6-7秒で100倍のホワイトケーキのようなフォーム変化します。わずか1%の材料と99%の空気かなるこの気泡は防湿層なしで優れた断熱気密性能を発揮します。
2x6工法の場合、基本的に壁・天井とも140mmとビッチリ隙間なく施工されています。
壁の中には電気配線、配管などが隠れていますが、これらの隙間や空洞を埋め尽くし完全な気密層を作ってくれます。
しかも、柔軟性に優れ地震や建物のゆがみ変形にあっても常に構造体に密着して経年変化でズリ落ちたり、ヒビが入ることもないのです。
発泡の過程でフロンガスや代替フロンガスは使っていません。
メーカーの特別な配慮を得て単価を設定してあるため
ここに施工費用を書けないのが残念です。
価格も確かに大切な要素であることは否定しません。
しかし、本来求められる性能を将来にわたって発揮できないような材料や不十分な施工がされた断熱気密工事はむしろ家を傷め、住む人に不健康で不快な生活をさせる原因にもなってしまうのです。
次回は
「外貼り断熱工事はどうなの・・・・」 につづく・・・
これまでのコラム達


